Amazonギフト券を利用した注文がキャンセルされ、アカウント停止の警告メールが届きました。原因として、非公式なサイトからのプレゼントや友人への譲渡に心当たりがありますが、同じようなことをしている人は他にもいるはずなのに、なぜ自分だけが対象になるのか納得いきません。どう考えればよいでしょうか?

Q:Amazonギフト券を利用した注文がキャンセルされ、アカウント停止の警告メールが届きました。原因として、非公式なサイトからのプレゼントや友人への譲渡に心当たりがありますが、同じようなことをしている人は他にもいるはずなのに、なぜ自分だけが対象になるのか納得いきません。どう考えればよいでしょうか?

A:Amazonからの警告メールとご注文のキャンセル、ご心配のこととお察しいたします。ご質問の件について、段階的にご説明します。

1. Amazonが警告する理由と主な原因

まず、Amazonがなぜこのような警告を発するのか、その背景から理解することが重要です。Amazonは、マネーロンダリング(資金洗浄)や詐欺、盗難されたクレジットカードによる不正購入などの犯罪行為にAmazonギフト券が悪用されることを防ぐため、非常に厳しい規約を設けています。

今回の件で、Amazonのシステムが規約違反の可能性があると判断した主な原因は、お心当たりがあるとされる以下の2つの行為である可能性が非常に高いです。

  • 原因①:承認されていない第三者からのギフト券入手 カスタマーセンターが指摘した通り、こちらが最も可能性の高い原因と考えられます。動画サイトのプレゼントやポイントサイトの交換などで入手したギフト券は、その入手元がAmazonの承認した正規販売ルートではありません。 これらのギフト券の中には、残念ながら不正な手段で取得されたものが紛れている可能性があります。Amazonのシステムは、そうした出所の疑わしいギフト券がアカウントに登録・使用されると、それを検知して取引を停止する仕組みになっています。
  • 原因②:友人へのギフト券の譲渡 ご自身で購入したギフト券を友人にプレゼントする行為自体が、即座に規約違反となるわけではありません。しかし、その「方法」が問題視された可能性があります。 例えば、購入したギフト券番号だけをSNSやメッセージで送る行為を頻繁に行ったり、高額なギフト券を譲渡したりすると、システムがそれを個人間のプレゼントではなく「転売」や「現金化」といった禁止行為と誤認してしまうことがあります。

2. 「なぜ自分だけが?」という疑問について

「同じようなことをしている人は他にもいるはず」というお気持ちはごもっともです。しかし、これには以下のような理由が考えられます。

  • 検知システムの仕組み Amazonは、全てのアカウントの全ての取引を常に人力で監視しているわけではありません。取引の金額、頻度、ギフト券の入手元、過去の利用履歴など、様々な要素を組み合わせて自動的にリスクを判断するシステムが作動しています。 今回は、あなたの行った一連の行為の「組み合わせ」や「パターン」が、たまたまシステムの警告基準に抵触してしまったと考えられます。他の人はまだ検知されていないだけで、決して安全というわけではありません。
  • 違反行為の連鎖 もし、あなたが入手した非公式なギフト券が、他の誰かの不正行為によって生み出されたものだった場合、その不正な流れを断ち切るために、あなたの取引がキャンセルされたという可能性も考えられます。

つまり、「赤信号、みんなで渡れば怖くない」という論理は通用せず、規約違反はあくまで個々のアカウントごとに判断される、と考える必要があります。

3. 今後の対策

今後、アカウントが停止されるといった事態を避けるために、以下のことを強くお勧めします。

  1. 正規販売ルートでのみギフト券を入手・購入する Amazonギフト券は、必ずAmazon.co.jp公式サイト、またはコンビニエンスストアなどの正規販売店から直接購入するようにしてください。出所のわからない第三者からのギフト券は絶対に入手しないようにしましょう。
  2. 公式のプレゼント機能を利用する ご友人にギフト券をプレゼントする場合は、Amazonサイト内の「Eメールタイプ」や「印刷タイプ」といった公式のプレゼント機能を利用してください。これにより、転売や現金化の疑いをかけられるリスクを大幅に減らすことができます。
  3. Amazonギフトカード細則を再確認する 一度、Amazonがメールで示している利用規約(ギフトカード細則、制限および禁止行為)にしっかりと目を通し、理解を深めておくことが大切です。

Amazonは、安全な取引の場を提供するために規約を設けています。今回は残念な結果となりましたが、これを機に安全な利用方法を再確認し、今後も快適にAmazonのサービスを利用できるようにしていくことが重要です。

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